ユニバーサル技研

FASTlab

UG-04-1510

自動分注投与装置 UG-01

主仕様

型　　式	UG-01
外形寸法	490W×260D×920H(突起部除く)
総重量	約200kg
最大原液放射能量	370MBq
投与速度範囲	0.1〜0.8ml/s
投与速度精度	±10%以内
投与液量範囲	5 〜15
投与液量精度	±10%以内
薬剤投与率	90%以上
定　　格	ACIOOV　1.5A　50/60Hz
バイアル液量	3.5以下の任意の一定量

（株）ユニバーサル技研のUG-01は主にFDGスキャン注向けの自動投与装置として製作されたもので、デリバリーFDG対応の投与装置としてはじめて医療機器製造承認を受けました。本装置はバイアルからシリンジヘの薬剤の吸引、投与放射能量の測定、被験者への投与動作が連続的に行われます。小型・簡単操作で移動できる投与装置ですので、簡単な操作説明を実施すれば、設置したその日からのご使用が可能です。

■場所を選ばないコンパクトボディー
小型化されており、狭い診療室でも設置できます。鉛遮蔽を施しているため、重量は約200㎏ありますが、簡単に移動できるため、キットの準備作業と投与動作間で、本体を移動させて使用するようなことも可能です。

■簡単操作
全ての操作は本体上部の液晶タッチスクリーンを見ながら、動作を選択する対話選択形式ですので、初めての取扱者でも短時間のトレーニングで装置に慣れることができ、操作できます。そのため、被験者の介護誘導、血管確保を含めて、一連の動作を看護師１名で実施することも可能です。

■操作者の被ばくを低減します
本体の操作者側は20㎜の鉛厚で遮蔽されており、デリバリーＦＤＧの容器蓋を取る際も被ばくのための工夫がされています。しかも遠隔で投与できますので、操作者の被ばくはマニュアルでの投与と比較して大幅に低減することが可能です。また、１人分のバイアル全量を投与しますので、検査室に過大な放射能が滞留しません。従って、従事者への不要な被ばくが低く保たれます。

■投与放射能量は正確に表示されます
ＦＤＧスキャン注の検定時刻と検定量を入力することで、投与前にバイアルからの抜き取り率と時間補正された投与量が表示され、投与終了時にプリンターから出力されます。

■投与条件が一定です
自動投与ですので、指定された投与速度・投与量で投与されます。投与開始後でも、針先に漏れがあったり、薬液が入りにくい場合には投与を一旦停止して投与条件を変更することが可能です。

■一体型のディスポーザブルキット
使用する部品は出来る限り一体化されており、リークの心配なく、短時間に装着できます。また、市販の医療機器承認部品との接合については、取付後の準備工程で液の流れを目視することができますので、確実な装着が可能です。

■バッテリーが内蔵されています
瞬停や不意のコンセント外れなどの非常時でも投与動作は継続されます。